国産仮想通貨kotoの誕生から現在まで。HFは8月4日に実施予定。

kotoHP

皆さんはkotoという名前を聞いたことありますか?
kotoはmonacoin、bitzenyと同様に、自宅にあるPCで採掘(マイニング)する事ができる国産の仮想通貨です。昨年の12月に誕生したばかりなので、まだまだ掘りやすく、少しずつブログやSNSで見かけるようになってきました。

koto 公式ページ : https://ko-to.org/

kotoのロゴを見て頂ければわかりますが、日本の四季がイメージされており、国産仮想通貨にふさわしいデザインに仕上がっております。discordのメンバー数も多く、また運営の方々が一生懸命盛り上げようと、オープンな進捗管理を行い、開発・運営を行っています。

こちらではkotoの歴史をまとめたいと思います。

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kotoはどんなもの?

kotoの制作経緯などは、askmonaに書かれております。

Zcashクローンでハッシュアルゴリズムを変更したものが見当たらなかったので、Koto(コト)という暗号通貨を作りました。
名前は「コト」という響きで選んだので特に意味はありませんが、古都や琴など日本を連想させるものをイメージしています。

https://askmona.org/7853(国産暗号通貨 コト)

と言う事で、国産仮想(暗号)通貨史上初の匿名性コインが生まれた瞬間です。ロゴデザインはこの古都から連想されてきたイメージなんですね。

さっそく重大な問題が発生!!(詳細はdiscordにて)

はっきりとした理由・時期は不明ですが、開発者陣の方々がkoto創造者のkoto.cashさんと連絡が取れなく(取りづらく)なってしまったそうです。主軸を失った開発陣は、その後すぐに動き出します。
(仮想通貨において、開発責任者が不在というのは致命的なことです。)

重要内容を投票にて決定。新しいkotoの誕生

Q1.kotoの名前を継続利用してもいいですか?
A1.ハードフォークしてkotoを作ることを許可する。

koto投票

Q2.アルゴリズムの変更はどうすべき?
A2.変更しない

koto投票2

Q3.採掘報酬から開発報酬を徴収する割合
A3.3%

koto投票3

Q4.トランザクション手数料から開発者報酬を徴収する割合
A4.10%
*送金時払う手数料なので、kotoが使われれば使われるほど報酬が入る

koto投票4

結果

専用フォーラムによるメンバー参加型の話し合いを行った後、投票にてHF(ハードフォーク)の内容が決まりました。kotoという名称を継承することと、開発者報酬を新たに組み入れることが許可され、HFのたたき台の作成、新体制に生まれ変わることが決まりました。

と言いましても、実はつい先日の出来事でして、現在も新kotoのスタートは切っておりません。新kotoの始動起点となるのは、来月8月4日に行われるHF(ハードフォーク)からです。

このHFをもって、新しいkotoが正式にスタートします。

HF(ハードフォーク)は何が起こるのか。

公式HPを見ると、下記のアナウンスが書かれています。

Kotoはブロック高335600(2018年8月4日 AM10:58 JSTごろ)にハードフォークいたします
旧版をお使いの方は早急にKoto 1.1.0にアップデートしてください

ざっくりと言いますと、古いkotoの仕様から新しいkotoへの仕様に生まれ変わると言う事です。従って様々な変更点があり、現在の進捗は下記の図の位置になります。

kotoロードマップ

サービスの停止

HF(ハードフォーク)実施には、旧kotoから新kotoに差し替える作業のほかに、様々な手順が想定されます。特に旧kotoを使った独自サービスを提供している場合、移行は簡単ではありません。場合によっては運営継続ができないこともあり、継続中止を発表するサービスも出てきております。
今回、特に影響が大きいサービスの一つがWEBwalletのMake Wallet Onlineです。こちらのサービスは、開発者・運営者さんの時間が取れない事、周りのウォレット環境が出来上がってきたことを理由に、6月をもって閉鎖いたしました。

また現在、値段・価格の誤表記が起きている「仮想通貨ウォレット もにゃ」に関しては、koto側からの対応が必要だと言われておりますが、koto開発陣の手が空かず、対応しきれないというのが現時点での状況・見解の様です。(dev板参照)

7月15日、現時点で「もにゃ」は、新kotoへの対応を行えないとの旨の発表がされました。

▼その他継続可否の確認は、下記URL先をご覧ください。
Service provider list (サービス提供者リスト)

moderatorの投票

利用できるサービスが減るのは残念ですが、良いこともあります。
7月8日にmoderatorの選出・投票が行われました。moderatorとは、メンバーとのやり取りを行って頂けるサポート的な方というのが個人的な認識ですが、具体的な内容は理解できておりません。ですが、選ばれた下記の2名は、現在サポートの中核になっている方々ですので、役職が付くことで、より一層、問題解決につながるのではないかと期待しています。

JPch-@misskotocoin
ENch-@stoxtrader99

kotoの今後

個人的に一番好きなkotoですが、現在は使えるサービスが存在しないのが非常に残念なところです。monaのような物販サイトがあれば、物々交換のような楽しさが広がるのではないかと思い、誕生を期待しています。(ロゴやヘッダー制作をkotoで依頼できるようになったらいいな。。。)

とはいえ、やはり誰もが取引出来て、価値の証明・保証されているからこそ成り立つサービスなのかもしれませんね。kotoロゴのデザイン性、運営・開発者さんの頑張りが好きですので、今後もっともっと広まっていけばいいなと思います。

次回は取引所に関して記事を書きます。

【最新版】kotoを売買できる取引所を使ってみた。これまでの流れと感想を共有する。
18年7月現在kotoを売買できる取引所に関してまとめています。kotoは過去にGOX経験が2回もあり、売買環境面には大きな問題を抱えています。今現在上場済みの「bisq」「kyobit」「safe.trade」の注意点、「Cryptobridge」上場への進捗など