【最新版】kotoを売買できる取引所を使ってみた。これまでの流れと感想を共有する。

取引所さて、koto内部の動きは下記記事で紹介しましたが、売買する環境、つまり取引所面でいうと大きな問題を抱えています。これまでkotoは、無名の取引所に上場を果たすも、最終的には取引所の運営が逃げ出す(いわゆるGOX)率が極めて高い暗号通貨でした。

国産仮想通貨kotoの誕生から現在まで。HFは8月4日に実施予定。
国産仮想通貨「koto」の誕生から現在までの流れをまとめております。kotoは8月4日にHF(ハードフォーク)が実施され、新しく生まれ変わります。HFが実施される経緯、何がどう変わるのか。ハードフォークで閉鎖する予定のサービスなど。

こちらでは、これまでの流れや現在の状況をまとめたいと思います。

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これまでの状況

discordの過去ログを見て頂けるとわかるのですが、旧admin(初期メンバーだと思われる)kotoの運営は、上場に積極的な姿勢を取っていませんでした。それは下記資料内で述べられています。

Koto運営は上場に関する調査を行い、行動を起こせる状態になりました。

しかし拙速な上場を行うことは、現段階の未成熟で開発基盤の安定していないkotoにとって、必ずしもコミュニティの発展と繁栄に寄与しないという判断にいたりました。

早期の上場を望む方々には申し訳ありませんが、koto運営は上場について当面調査までとし、まずは関連サービスの開発に集中したいと思います。

ただし、これは有志による上場を強制的に止めるものではなく、・・・

(5月30日 general_japanese引用)

有志の上場活動は止めないけど、と書かれていますね。

仮想通貨・暗号通貨を触っている誰もが感じていると思いますが、近頃上場ゴール通貨が非常に多いです。売り切ったら運営は丸儲けですからね・・・。kotoの運営は、そうならないために、あえて上場よりもサービス拡充に力を入れようとしていたようです。その結果、今もまだ、信頼のある取引所に上場できていないのです。

有志?の上場活動の結果。

運営が動かない間、唯一の上場への道である「有志の活動」によって2つの取引所に時間差で上場を果たします。これは結果論ですが、上場した後、あっさりとGOXしてしまいました。当時、取引所運営アカウントはdiscord・kotoチャンネルに顔を出し、サポートを行っていたことから、安心して利用していた方も少なからずいたと思います、
しかし、出金処理が行われなくなり、あっさりGOXしましたね。

私も少額ですが被害を受けてしました。仮想通貨全てに言える事ですが、とにかく自己責任です。しかし、大切な資金をサイト閉鎖という荒業で盗んでいく取引所運営に怒りを覚えました。

【時系列流れ】

JamBTCが出来上がる→koto上場→不具合があると指摘→出金が出来なくなる→JamBTC閉鎖

EXVOが出来上がる→koto上場→不具合があると指摘→出金が出来なくなる→EXVO閉鎖

*どちらも取引所専用の基軸通貨があった。

似すぎている・・・。

とまぁ、こういう暗い過去がありますので、kotoの古参・大口ホルダーは、取引所上場に関してとても慎重になっています。

なぜ起こってしまったのか。

これはkotoの運営の問題ではなく、単純に狙われしまった結果で、どの通貨に起こる危険性があります。その証拠に、他の草コイン(通貨)もこのGOXに遭遇し、で被害を受けています。(LitecoinZなど)
追跡調査によると、両取引所にはいくつかの共通点が見つかっており、初めからGOX狙いなのではないかと指摘をされていました。

現在使える取引所はあるのか

結論から言いますと、あります。7月18日現在、「bisq」「kyobit」「safe.trade」の3つの取引所に上場しております。ただし、まともに使えるのかという質問をされたとき、ハッキリとは断言できにくい状態です。それぞれにそれぞれの問題があるように思えるからです。

bisq

DEX(デセントラライズエクスチェンジ:非中央集権取引所)という、従来の取引所とは異なった仕組みで構築されている取引所です。分散型ですので、今までのようにGOXするリスクが極めて低いと言われています。
ただ、実際使用するまでの導入手順がとても難しく、ゆえにユーザーが少ない。koto取引量に関してもほぼ0です。

メリット
・分散型なので安全性は高い
デメリット
・利用ハードルが激高
・ゆえに利用者が極端に少ない
・取引量ががほぼなし。

結局、kotoの売買は満足にできませんでした。

kyobit

kyobit上場

adnetという通貨の運営が作り出した取引所です。作りがチープなので、怪しさがプンプン漂ってきます。このチープさと過去の注意点「基軸通貨がある取引所」という共通点があるので、喜んで使える取引所ではないなと個人的には感じました。

メリット
・kotoの取引量は少なく乖離が大きいものの、それなりに枚数が出ている。
・入出金はリアルタイム処理が即時に行われ、管理画面では状況を見ることができる。デメリット
・乖離率の関係から、まともな値段にはなりにくい。
・二段階認証がない。
・discordに書きこまれた内容(詳細はdiscordでお探しください。)
上場理由(不安)

補足(なぜkotoが上場できたのか)

上場活動した人が誰も名乗りを上げませんでした。そこでkotoコミュニティーのLimit氏がadnetコミュニティーに上場プロセスに関して質問を書き込んでいます。

記憶があいまいで恐縮ですが、確か20日~25日くらいには上場していたと思います。16日に上場依頼が来て、数日で「どうぞー!」ってなるのでしょうか。この辺りが特に怪しいなと思う点です。コミュニティーでも「奴の取引所が再来か!」と騒がれました。

ただし現在、取引量は少ないものの、問題なく運営されているようです。

safe.trade

safetrade_loginsafecoinという通貨の運営が作り出した取引所です。2段階認証もありますし、adnetと比べると作りがしっかりしています。しかしこちらもkyobitと同様に、上場活動した人が名乗りを上げず、「なぜkotoが上場したのか誰もわからない」とのこと。しかも有料投票にて1位になっていますからね。取引所の自演でまたGOXするのでは?と騒がれました。

上場理由と決まるまで

いつの間にか上場検討リストに載り、第4回、上場投票で優勝。
*投票は基軸通貨safecoinを使う有料投票。今回は3939safecoinが投票されたと記録されている。(サンキューサンキューって、ネタだったりしないよな。)

問題点(現在は解決済み)

safe.tradeの最大の問題は、入金には6時間程度、出金には最大90時間掛かっていた点です。出金に90時間って、不安になるレベルですよね。

これには理由があり、運営が手作業で出金処理を行っていたそうです。safecoinのコミュニティーには日に1回は「出金してくれー!!!」と不安の書き込みがありました。しかしこれは、7月上旬行われた大型アップデートですべて自動化され、問題解決しました。

信頼度上昇か?

個人的にあまり信用していなかったsafe.tradeですが、草コインの中でもそこそこ有名なbitcoinzコミュニティーが開発・導入を進めているkioskzという決済端末に組み込まれることになったそうです。詳細は下記動画(英語)を見て頂ければ内容が分かるかと思います。上から2番目にsafecoinの文字がありますよね。

bitcoinzは、コミュニティーも桁違いに大きいので、それとタッグを組めると言う事は、それなりの信頼度があるのではないかと推察します。

メリット
・過去の取引所と比べ物にならないくらい取引量が多い
・徐々に取引通貨が増えており、使いやすい。
・入出金問題は解決済み
二段階認証がある。
デメリット
・乖離が少し大きい。
・まだ出来立てなので過信は禁物。

これまでkotoが上場した取引所は100%GOXしている事から、discordに注意喚起の書き込みが多くありました。そもそも何故上場投票リストに載っていたのか、誰が投票したのか全く不明で、疑惑は高まるばかり。
*気になる方は、discordにてipと検索すると出てきます。

とはいえ、現在取引できる取引所を精査すれば、safe.trade一択になってしまいます。今回、bticoinzとのコラボで大分信頼性が出たのではないでしょうか。ウォレットアプリもリリースしていますし、それなりに精力的な活動をしているように見えます。

【進行中】信頼できる取引所へ上場活動。

取引所上場に痛い目を見てきたkotoですが、Cryptobridge上場に向けた寄付が開始されます。最終的には1btc集める必要があるので、少々先は長そうですが、上場できればkotoにとっては大きな一歩になるのではないでしょうか。

Cryptobridge上場への寄付

https://koto-unofficial.github.io/donation/

もし上場が成功すれば、kotoの価値は上がると期待しています。以前は1koto1円程度で推移するも、現在は0.5円ほど。もちろん、BTCの価値が下がっていることも影響しています。個人的にはキリのいい1円には乗せてほしいなと思っています。

みんなで応援していきましょう!!